ワイマール期ベルリンの日本人

洋行知識人の反帝ネットワーク

岩波書店
加藤哲郎　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2008年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784000257657

内容情報

[BOOKデータベースより]

ナチス台頭前夜、ベルリンで読書会を始めた若き知識人群像。その軌跡と時代の波涛との接点を歴史として初めて描き出す記念碑的労作。

序章　芹沢光治良『人間の運命』の周辺
第１章　ワイマール共和国の「洋行」日本人
第２章　ベルリン社会科学研究会―有澤廣巳の青春
第３章　ベルリン反帝グループと革命的アジア人協会
第４章　新明正道と杉本栄一の「第三の道」
第５章　ドイツ共産党日本人部―旧ソ連秘密文書から
第６章　河上肇と国崎定洞―知識人と党派性
第７章　ナチス・ドイツと軍国日本のはざまで
終章　ワイマール民主主義から戦後民主主義へ―千田是也を中心に

[日販商品データベースより]

１９２０年代後半、学問の都で読書会活動をした若き知識人。ファシズムに抵抗しスターリニズムの犠牲になる国崎定洞をはじめ、千田是也、有澤広巳など、在独日本人反帝グループの波瀾に満ちた軌跡を描く労作。