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[BOOKデータベースより]
日本のルネサンスともいうべき可能性をはらんだ室町後期の社会的活力を、血の海におぼれさせて出現したのが反動的、専制的な織豊政権ひいては徳川国家であり、日本の近代への胎動は徳川体制の下で窒息させられたという説はなぜ人口に膾炙したのか?戦国史学、とりわけ網野史観が流布させた戦後左翼の自由礼賛・反権力思考による錯誤を笠松宏至、勝俣鎮夫、藤木久志らの1990年代の研究成果に依拠しつつ徹底的に批判する。西欧近代を民衆意識の最も根源から乗り越えようとする著者の真骨頂を伝える「渡辺史学」の達成点!本書において戦国から徳川初期に至る壮大な歴史の再現に立ち会えると同時に単なる日本中世論を超えた現在的問題に繋がっていることを再確認させる。
序章 日本のアーリー・モダン
[日販商品データベースより]第1章 乱世とは何か
第2章 乱暴狼藉の実相
第3章 武装し自立する惣村
第4章 山論・水論の界域
第5章 自力救済の世界
第6章 中世の自由とは何か
第7章 侍に成り上がる百姓
第8章 一向一揆の虚実
第9章 領民が領主を選ぶ
終章 日本近世は何を護ったか
明るい中世、暗い近世という網野史観はなぜ中世の自由を見誤ったのか。戦後左翼の単純な自由礼賛・反権力志向による錯誤を徹底的に暴く。「逝きし世の面影」に連なる骨太の史家論の面目躍如たる1冊。