- 日本沈没 第2部 上
-
- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 2008年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094082746
[BOOKデータベースより]
海底に眠る「日本」の遺跡が慰霊祭で映し出される。日本列島が海の底に沈んでから二十五年がすぎていた―。国土を失った日本人は、パプアニューギニアやカザフスタンなど世界各地に入植していたが、現地の人々との軋轢もまた厳然と存在していた。一方、中田首相を中心とした日本政府の研究グループは国の復興のために、あるプロジェクトを密かに進めていた。旧日本海上に広大な人工島を建造する計画―だがそれは中国や北朝鮮など、周辺国との利害対立を生むものだった。四〇〇万部ベストセラーの刊行から三十三年の時を経て、ついに描かれた衝撃の続編。
[日販商品データベースより]空前のベストセラー『日本沈没』の発表から33年、著者・小松左京氏がどうしても書きたかった「列島沈没後」の日本人の姿。国土を失った人々はパプアニューギニアや中央アジアなど世界各地に入植、それでも政府機能だけはオーストラリアで維持されていた。国家の再興をかけ政府が取り組む2つの巨大プロジェクト。日本海に人工の陸地を建設するメガフロート構想とあらゆる気象データをスーパーコンピュータで解析して未来を予測する地球シミュレータ。日本人が自らのアイデンティーを確立しようとする矢先、世界を震撼させる驚愕の事実が明らかになる。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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★プロ書店員レビュー★
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2位じゃダメなんです
空前絶後の大ヒットをとばした「日本沈没」から33年の時を経て世に現した続編がこの「第二部」です。小松左京氏が本来描きたかった”国土を無くして難民化した日本人”の姿に、噴火を起因とする世界的な異常気象を絡めることで手に汗握るストーリーに仕上がっています。発表されたのは2006年なので、現在と比べるとまだ日本という国に余力を感じる内容というか、面はゆいばかりの日本人賛歌に溢れています。学術的な解説は最低限に抑えて、できるだけスピーディーな展開に持ち込んでいるあたりが実にイマドキの小説です。「日本沈没」の登場人物も当然のことながら活躍するので、かつてカッパ・ノベルスの新書版で「日本沈没」を読んだ50〜60の世代にはぜひともお薦めしたい作品です。
レビュアー:加藤永人 / リブロ / 男性 / 50代
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