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[BOOKデータベースより]
ケガレという観念は決して過去のものではなく今日もさまざまな形で日本社会に浸透している。人々の暮らしの中であるいは社会的な儀礼や行事において日常の感覚とは次元の異なる禁忌(タブー)の意識が働く場合がある。本書では、ケガレの歴史的・文化的な形成過程を探る。
“ケガレ”をめぐる理論の展開―序論
1 物語(『日本霊異記』の性愛表現;“産む性”と禁忌―『今昔物語集』の「産ぶ女」たち;鬼神を見る者―『今昔物語集』の陰陽師関係説話考)
2 ジェンダー(巫蠱事件と女官―神護景雲三年の縣犬養姉女事件を手がかりに;性愛の不浄観とジェンダー―忠実夫妻の他屋と「断女」;「穢れ」とする・されることの含意と差別の地政学)
3 儀礼(天武朝期の新嘗と諸国大祓;釈奠と穢小考;祓う・浄める・鎮める―都市における王の舞の場所)