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[BOOKデータベースより]
自然主義―ことに田山花袋の「平面描写」―を、エクリチェールと文学史の“零点”に据えつつ文学史を構想してしまうような無意識への懐疑。
序章 自然主義のレトリック
第1章 歴史認識としての自然主義―文学史の田山花袋/田山花袋の文学史
第2章 三人称への跳躍―江見水蔭「十人斬」と田山花袋『重右衛門の最後』
第3章 経験と伝聞―『重右衛門の最後』と『遠野物語』における“事実”の語り方
第4章 “美文”と“小説”―田山花袋の“小説”認識について
第5章 「無技巧」の修辞学的考察―田山花袋の文体練習と修辞学の動向をめぐって
第6章 写実から描写へ―明治三十年代の写実表現と田山花袋
第7章 “虚子の写生から小説へ”の意味―「文章世界」の「写生と写生文」特集から
第8章 “書くこと”と“忘れること”―「蒲団」、文学者の煩悶のゆくえ
第9章 三人称を生きる読者―『田舎教師』、ある同時代読者の読みをめぐって