文学研究は何のため

英米文学試論集

北海道大学出版会
長尾輝彦　

• 価格: 6,600円（本体6,000円＋税）
• 発行年月: 2008年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784832966932

内容情報

[BOOKデータベースより]

文学研究は何のため―“意図の誤謬”、“多義性”、“必読の書”等をめぐって
第１部　シェイクスピアから王政復古まで（民衆演劇としての『マクベス』―マクベスの道化的な性格に焦点をあてて；彫像の場に向けて―『冬物語』における罪から和解への計算；ボーモント＆フレッチャーと王政復古期演劇）
第２部　ロマン派から十九世紀まで（キーツのギリシア；“愛と女性描写”に見るバイロンの本質―バイロン『ドン・ジュアン』；“交錯する視線”の物語―ジェイン・オースティン『分別と多感』論　ほか）
第３部　二十世紀から現代へ（キャサリン・マンスフィールドの「亡き大佐の娘たち」が輝く瞬間；ある編集長からみた「レダと白鳥」；詩的方法としてのコラージュ―パウンド『詩篇』における漢字的コラージュの創造性　ほか）

[日販商品データベースより]

英語教育に携わり、英語と文学を愛する気持ちが渾然一体となっている執筆陣が、シェイクスピアからハリー・ポッターまで、多彩なアプローチで分析。現在の英米文学研究の姿とその魅力を、わかりやすく解き明かす。