福沢諭吉の思想と近代化構想

叢書２１　ＣＯＥーＣＣＣ多文化世界における市民意識の動態　３０

慶應義塾大学出版会
寺崎修　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2008年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784766414523

内容情報

[BOOKデータベースより]

日本の針路を見極め行動した、リアリスト。新しい視点で捉える、“政治家”福沢の諸相。

第１章　初期福沢諭吉の政治意識の表白―二つの建白書
第２章　維新変革期における福沢諭吉の教育構想
第３章　福沢諭吉の政治構想
第４章　福沢諭吉と交詢社構想―「吾党の桃源」と「世務諮詢」のあいだ
第５章　福沢諭吉の華族論
第６章　福沢諭吉の朝鮮問題―「文明主義」と「義侠心」をめぐって
第７章　福沢諭吉論の変遷―政治経済論をめぐる近年の議論を中心に

[日販商品データベースより]

現実政治への寄与と挫折
▼福沢諭吉は生涯を通じ、さまざまなかたちで政治との関わりを持ちつづけた。日本の近代化を先導しようとした彼の構想は、はたして実現したのか？　現実政治へのコミットと、その基盤となる思想とに焦点をあわせ、従来の研究が見落としてきた視角から〈政治家〉福沢の実像に迫る意欲的な論考7本を収載。