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Katsuei
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防災のあり方と電力行政
津波常習地域である三陸海岸には、過去に何度も波高10mを超えるような大津波に襲われ、多数の尊い命が奪われる歴史が繰り返されている。
日本は、地震国として世界的に有名であるが、同時に津波国としても有名になっている。
何しろ、津波と言う言葉が、世界的に通用するほど、津波と言う現象は日本に固有と言っても良いほど、限定された国だけが経験する事の様だ。
東日本大震災を思い起こしてみると、福島第一原子力発電所は、地震で外部電源の一部が遮断され、発電所内に設けられた緊急用の発電機に切り替えて、原子炉を冷却しようと試みていたと聞くが、津波による浸水で発電する事が出来なくなってしまった。
その後、この発電所は、耐震性や耐浸水性に問題がある事が明らかになったのだが、これはこの原子力発電所だけの問題であろうか?
そして、「津波てんでんこ」と言う言葉は、津波の時は、たとえ家族であっても助け合ったりしようとせずに、銘々が迅速に逃げる必要がある事を伝承するための言葉である。
地震そして津波は必ず繰り返される。日本に50以上もある原子力発電所は、本当に安全になのだろうか?
[BOOKデータベースより]
日本は津波(TSUNAMI)の国である。2万8千余の命を奪った近代日本8度の大津波は我々に厳しく語り残している。
プロローグ キラー・ウエーブ
[日販商品データベースより]第1章 節句の賑わいを直撃した狂瀾怒涛―明治三陸大津波(1896年6月15日)
第2章 海と山から津波攻めの相模湾岸―関東大地震津波(1923年9月1日)
第3章 被災地の息子たちは中国の最前線に―昭和三陸津波(1933年3月3日)
第4章 大戦末期、厳秘にされた被害情況―東南海地震津波(1944年12月7日)
第5章 敗戦後の混乱と激動の最中に―南海地震津波(1946年12月21日)
第6章 地球の裏側から遙々と―昭和のチリ津波(1960年5月23日〜24日)
第7章 激浪のなかに消えた学童たち―日本海中部地震津波(1983年5月26日)
第8章 際立った「災害弱者」の犠牲―北海道南西沖地震津波(1993年7月12日)
エピローグ 自分の命は自分で守る―三陸だけが「宿命的津波海岸」ではない
命のほかに宝はない。俊敏な避難と全力疾走、自分の命は自分で守れ。子どもの頃、津波を体験した著者が語る津波の恐怖と究極の津波防災。明治以来の近代日本を襲った津波被害を振り返り、体験の風化に警鐘を鳴らす。