- 時代小説に会う!
-
その愉しみ、その怖さ、そのきらめきへ
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2007年12月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784562041367
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[BOOKデータベースより]
かっこわるくても、みっともなくても、ねばりづよく生きていく。藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎、松井今朝子、諸田玲子、澤田ふじ子、京極夏彦、町田康、富樫倫太郎ほは総勢六十八人の作家。
1 はじめに え、「かっこよく生きて、かっこよく死ぬ」ってか?―時代小説ブームから聞こえてくる二つの声
[日販商品データベースより]2 時代小説は今、こんなに、鋭く、ゆたかで、面白い(よしよし、きっと敵討してあげますぞ。―城山三郎追悼、傑作『辛酸』の思いを継ぐ;怪物たちの咆哮ひびく股旅もの―諸田玲子『青嵐』のラストは光あふれる;「品格」なき邪険は戦争の闇を揺曳して―津本陽『明治撃剣会』再読 ほか)
3 最新時代小説の、人を活かすことば(別の私に生まれ変わる―諸田玲子『かってまま』;あの日も風がきつかった。つい昨日のようだ。―安住洋子『夜半の綺羅星』;何を話しかけてもまるで聞こえていないようでした―遠藤展子『藤沢周平 父の周辺』 ほか)
4 時代小説による時代小説を超える試み(とてつもなく不穏な風がふきぬける―安部龍太郎『生きて候』;消えた「なかま」のゆくえ―松本清張『無宿人別帳』をめぐって;国境を超える時代小説―池澤夏樹『静かな大地』と船戸与一『蝦夷地別件』)
5 おわりに かならず人は時代小説に出会わねばならない
潮流は司馬遼太郎から藤沢周平へ。英雄豪傑の活躍から下級武士や市井に生きる人々の日常の哀歓へ。多くの作家の作品に、現代人の心と響きあう、新たな時代小説の世界、豊穣多岐な面白さ楽しさを読み解く読書案内。