[BOOKデータベースより]
非常にわかりずらいマクスウェル方程式を数式ではなく図を用いて解説。
1 マクスウェルの第1方程式―電荷のないところに電界はない(電気の正体;クーロンの登場;クーロンの法則とニュートンの万有引力の法則;電気に関するクーロンの法則からマクスウェルの第1方程式へ;マクスウェルの考えた電界;天才マクスウェルの登場;マクスウェルの第1方程式の真髄はここだ)
2 マクスウェルの第2方程式―磁界は閉じている(磁気の正体;磁気に関するクーロンの法則からマクスウェルの第2方程式へ;マクスウェルの考えた磁界と磁極;マクスウェルの第2方程式の真髄はここだ)
3 マクスウェルの第3方程式―磁界が変化すると電流が発生する(ファラデーの登場;ファラデーの法則と回転電界;天才マクスウェルの再登場;マクスウェルの第3の方程式の真髄はここだ)
4 マクスウェルの第4方程式―電流によって磁界が発生する(電流の発見;アンペールの登場;アンペールの法則からマクスウェルの第4方程式へ;マクスウェルの第4方程式の真髄はここだ;変位電流(見掛けの電流)について;電位と磁位について;マクスウェルが電気理論を研究するようになったきっかけ)
5 電磁波の発生するメカニズム(フレミングの法則、ポインティングの法則と電磁波;電磁波にはどんな種類があるか;マクスウェルの第3方程式と第4方程式の結合;電界と磁界,そして変位電流;マクスウェルが電磁波を予言したヒントはここだ;最近の研究から)
電磁気学の根幹を成す4つのマクスウェル方程式。
それぞれの式の形はとてもシンプルであるが、それらの式がどのように導かれたか、またそれぞれの式が意味することは何かということについて書かれた本はきわめて少ない。
本書は、数式ではなく図を用いることによってマクスウェル方程式を解説することに挑んだ初めての書である。