頼山陽 下

徳間書店
見延典子　

• 価格: 2,420円（本体2,200円＋税）
• 発行年月: 2007年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784198624224

内容情報

[BOOKデータベースより]

父・春水の死後、偉大だった父を乗り越えるべく、幼き日からの夢であった歴史書『日本外史』の執筆・推敲を続けていく山陽。だが、反幕府的な内容をはらむ『日本外史』を世に出すために、権力者におもねることなど、できはしない。一方、そんな山陽を愛し、支え、励ましつづけたふたりの女性―独身を貫き、自ら書画をたしなむ才女・細香と、家庭的で気働きのきく若い妻・梨影。あまりにも対照的なふたりは、山陽に翻弄されつつも、その生き様に当時の女性が知らなかった「自由」の夢をみた…。幕末の歴史を変え、戦後封印された思想家頼山陽の波瀾万丈の生涯！中国新聞に連載され大評判の小説がついに単行本化。

[日販商品データベースより]

幕末の歴史を変え、戦後封印された思想家・頼山陽の波瀾万丈の生涯。自由・躍動・反骨精神。幕末の若者を感動させた歴史書「日本外史」。その誕生の陰に、愛ゆえに惑う２人の女がいた…。中国新聞好評連載を書籍化。〈受賞情報〉新田次郎文学賞（第２７回）