日本売春史

遊行女婦からソープランドまで
新潮選書　

新潮社
小谷野敦　

• 価格: 1,210円（本体1,100円＋税）
• 発行年月: 2007年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784106035906

内容情報

[BOOKデータベースより]

「娼婦の起源は巫女」「遊女は聖なる存在だった」「遊廓は日本が誇る文化だった」など、これまでの売春論は、その是非を問わず、飛躍と偽善にみちた幻想の産物ばかりである。また、現代にも存在する売春から目を背け、過去の売春ばかりを過剰に賛美するのはなぜか？古代から現代までの史料を丁寧に検証、世の妄説を糾し、日本の性の精神史を俯瞰する力作評論。

第１章　売春に起源はあるのか
第２章　古代の遊女は巫女が起源か
第３章　遊女論争―網野善彦による「密輸入」
第４章　「聖なる性」論の起源
第５章　中世の遊女と網野史学
第６章　近世の遊女史
第７章　岡場所、地方遊廓、飯盛女
第８章　日本近代の売春―廃娼運動と自由恋愛
第９章　現代日本にも存在する売春―カフェ、赤線、ソープランド

[日販商品データベースより]

「娼婦の起源は巫女」「遊廓は日本が誇る文化だった」と語るこれまでの売春論は、飛躍と偽善に満ちた幻想の産物。古代から現代までの史料を検証、世の妄説を糾し、日本の性の精神史を俯瞰する力作評論。