- 兵士ピースフル
-
Private Peaceful.
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2007年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784566024045
[BOOKデータベースより]
ほんのはずみで、戦場に行くことに決めたのだった。兄のチャーリーと一緒に。だってぼくらは、いつでも、何でも、分かち合ってきたのだから。そこは、砲弾が飛び交い、毒ガスがおおいかぶさり、塹壕と鉄条網に閉ざされた世界だった。憎むべき相手は、敵だけではなかった。そして今、六月二十五日午前六時をむかえようとしている…。戦場におもむいた兄弟のあまりにも痛ましい運命。
[日販商品データベースより]ほんのはずみで、戦場にいくことに決めたのだった。兄のチャーリーと一緒に…。明日、チャーリーは銃殺刑になる。ぼくを守ってくれた勇敢な兄。不当に歪んだ悲惨な戦場で、哀切にきらめく兄弟愛の物語。
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戦争に赴かざるを得なかった二人の若い兵士の物語である。
戦争の最前線で真っ先に死にさらされるのは、階級の低い兵士だった。彼らの多くは、家族のそばにいたかったし、大切な家族を戦争から守りたかったからこそ、戦地に行ったのだ。
戦時下、冷酷な者は平時以上に冷酷になる。優しい人は、平時以上に優しくふるまう。人としてのこの差はなんだろう。
人の命はその人だけのものではなく、
家族や亡くなった人と縁がありつながっていた人のものでもある。
心の中で大事なものが壊れてしまうのだ。
戦争においては、明確に敵の国と味方の国という明確な区切りがあるはずだが、上官に逆らったり、意に添わない動きをすれば制裁を受けてしまう。
なんだ、これは。
戦争ってそもそもなんなんだ。
こんなことがあっていいはずがない。こんなことが許されてはいけない。読み終わってから、すぐさまPCに向かい泣きながらレビューを書いている。
モーパーゴが書かずにはいられなかった気持ちがよくわかる。
怒りと祈りが伝わってくる作品だ。(はなびやさん 50代・愛知県 男の子18歳)
【情報提供・絵本ナビ】