- 市場・道徳・秩序
-
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2007年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480090850
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 佐久間象山研究 上巻
-
価格:22,000円(本体20,000円+税)
【2025年01月発売】
- 西田幾多郎『善の研究』
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2011年01月発売】
- 西田幾多郎 生成する論理
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2020年07月発売】
- 禅学への道
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2003年10月発売】
- 五山版中国禅籍叢刊 第12巻
-
価格:30,800円(本体28,000円+税)
【2018年03月発売】
[BOOKデータベースより]
福沢諭吉、徳富蘇峰、中江兆民、幸徳秋水。代表的な明治の知識人である彼らは、西欧的近代思想における市場活動をどう受け止めたのか。立脚点が大きく異なる彼らの思想を、市場に対するスタンスから読み解く。秩序はいかに形成されるのか。人々の欲望が交換関係のうちに相互に媒介される「市場」によって育まれるのか、あるいは、欲望を自覚的・道徳的に抑制することが要件なのか。著作の精読から、明治という新たな時代におけるそれぞれの秩序構想を掘り下げて、経済と道徳の密接不可分の関係を浮き彫りにする、思想史研究の名著。1991年度サントリー学芸賞受賞作。
第1章 「独立」と「情愛」―福沢諭吉と市場社会
第2章 青年期徳富蘇峰における道徳と経済
第3章 中江兆民における道徳と政治―「近代的政治思想」とは何か
第4章 幸徳秋水における伝統と革命
補論1 独立・官吏・創業―明治政治思想史における「政治家」と「官僚」
補論2 経済的繁栄のなかの「市民」理想―『富と美徳』をめぐって