昭和３０年代

「奇跡」と呼ばれた時代の開拓者たち
平凡社新書　３８２

平凡社
塩田潮　

• 価格: 968円（本体880円＋税）
• 発行年月: 2007年07月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784582853827

内容情報

[BOOKデータベースより]

一九五五年体制の確立に始まり、東京オリンピックと池田勇人首相の退陣で幕を閉じた昭和三十年代。日本はその十年で世界中が驚く成長と飛躍を遂げた。この時代を動かしたエネルギーの源は、豊かさへの強い欲求と、共通目標に向かう人々の連帯意識の高まりであった。「成長と飛躍」を生み出した数々の実験と挑戦を人物のドラマを通して探る戦後史ノンフィクション。

第１章　昭和三十四年春の四つの出来事
第２章　池田勇人の選択―「所得倍増」という実験
第３章　プリンス明仁の恋―「心の師」小泉信三
第４章　東京オリンピックへの道―一万日の闘い
第５章　新幹線の誕生―十河信二の先見
第６章　本田宗一郎の挑戦
第７章　大原總一郎の決断
第８章　池田政治の遺産―六〇年安保から高度成長へ
第９章　「奇跡」と呼ばれた時代―輝きと暗影

[日販商品データベースより]

奇跡と呼ばれた時代はいかに作られたか。所得倍増、皇太子成婚など、昭和３０年代を彩るイベントの裏で繰り広げられたドラマを描く。あの時代の熱気を掘り起こす人物戦後史。