- 孝経
-
全訳註
講談社学術文庫 1824
- 価格
- 1,496円(本体1,360円+税)
- 発行年月
- 2007年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061598249
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[BOOKデータベースより]
本文十八章と付篇一章から成る小篇である『孝経』は、孝道を論じた儒教の経書で、古来永く読み継がれてきた。しかし、単に親への孝行を説く道徳の書ではなく、中国人の死生観・世界観が凝縮された書である。『女孝経』『父母恩重経』「法然上人母へのことば」など中国と日本の『孝経』周辺資料も多数紹介・解読し、精神的紐帯としての家族を重視する人間観を分析する。
第1部 『孝経』訳注(凡例;引用・参考文献)
[日販商品データベースより]第2部 『孝経』とは何か(はじめに;『孝経』の構成;『孝経』各章の特色;『孝経』の主張;『孝経』の成立;死と考と『孝経』と)
第3部 『孝経』の歴史(テキスト(今文・古文)の問題;『孝経』の注解;中国・日本における『孝経』とその周辺;忠について)
第4部 『孝経』・孝に関連して(『孝経』・孝の参考文献;『孝経』の周辺資料;考と宗教と;考と日本人と)
附編 『孝経』関係テキストの図版
人間観・死生観の結晶 儒教の古典を読み直す
本文18章と付篇1章から成る小篇である『孝経』は、
孝道を論じた儒教の経書で、古来永く読み継がれてきた。しかし、単に親への孝行を説く道徳の書ではなく、中国人の死生観・世界観が凝縮された書である。
『女孝経』『父母恩重経』「法然上人母へのことば」など中国と日本の『孝経』周辺資料も多数紹介・解読し、精神的紐帯としての家族を重視する人間観を分析する。
従来、『孝経』と言えば、子の親への愛という、いわゆる親孝行と、孝を拡大延長した政治性という、いわゆる統治思想と、この両者の混在といった解釈がなされることが多く、それが『孝経』の一般的評価であった。そうではない。『孝経』全体としては、やはり死生観に関わる孝の宗教性が根本に置かれている。その上に、祖先祭祀・宗廟といった礼制が載っているのである。――<本書「『孝経』の主張」より>