- ビロードのうさぎ
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The velveteen rabbit.
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2007年04月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784893094087
[日販商品データベースより]
ある日に、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがいのないものになったうさぎは……。酒井駒子の繊細な絵と抄訳で名作がよみがえります。
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ユーザーレビュー (5件、平均スコア:4.8)
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Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
絵がきれいで大人でも楽しめる本だと思います(うさ)
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Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
うさぎのせつなさが身にしみる 悲しくて、でもぽっとあたたかくなる絵本です(あや)
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あおひなレストラン
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泣ける絵本。
子どもが生まれて久方振りに絵本というものを読んでみると、「たまにこういう作品があるから、子供向けも侮れん」と思えます。
長女に読み聞かせていて、油断していると涙が出てくるようなお話です。
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Sandy
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あまりの驚きの展開に絶句
前の職場の同僚の女性に勧められて図書館で読みました。翻訳本なので舞台は外国です。坊やの大切にしていたぬいぐるみのうさぎ。本物のうさぎになりたくて坊やの遊び相手を務めます。でも坊やがひどい風邪で寝込んでから運命は思わぬ方向に動き出します。あまりの驚きの展開に絶句、次に涙ポロリの結末でした。酒井駒子の絵が本当に美しいと思います。彼女の言葉通り子供よりも大人向け。
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Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
「子どもに愛されたおもちゃは、いつか本物になる」という話を耳にした、うさぎのぬいぐるみのお話。自分が子どものころ大切にしていたけど、いつの間にかそばにいなくなってしまったぬいぐるみ。誰しも経験があるのでは?大人が読んでも、心にジーンとくる一冊です。(あやふわり)
古典的名作と言われ世界中で愛されてきたお話「ビロードうさぎ」、そのお話を酒井駒子さんが絵本にすると言う。聞いてすぐに納得してしまうのは私だけではないはず、酒井駒子さんの描く世界と「ビロードうさぎ」のイメージがぴったり重なるのです。そして予想を裏切らない傑作の完成。 クリスマスに男の子の家に来たビロードでできたうさぎのぬいぐるみ。男の子は毎晩うさぎと一緒に寝たり、一緒に遊んだり、それはそれは大事にしてくれたのです。ぼろぼろになってもうさぎは幸せでした。それは「男の子のほんもののうさぎ」になったと感じていたから。ところが別れは突然やってきて・・・。うさぎの考える「ほんもの」とは?そしてうさぎの身に起こる奇跡とは? なんと言っても酒井さんが描くビロードのうさぎの質感がたまらない!つぶらな瞳で今にも動き出しそうなぬいぐるみだからこそお話にリアリティーと深さが出てくるのかもしれません。そして言うまでもなく男の子とビロードのうさぎが触れ合う場面は秀逸、いつまで眺めていても飽きません。愛らしくて切なくて、でもしっかり前を向いているこのお話。繰り返し絵本を開いてしまうのは子ども達だけではないでしょうね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
「ほんもの」って何?
おもちゃにとっての「ほんもの」って?
値段の高いおもちゃや機械仕掛けのちょっとこったおもちゃは、我こそ本物だと自信満々。
でも、ウマのおもちゃが教えてくれます。
心から大事に思われ、子供の本当の友達になったおもちゃが「ほんもの」だと言うことを。
長い年月がたち、古くなり、ボロボロになったとしても。
そして、ビロードのうさぎは、たしかに、その「ほんもの」になりました。
毎日、ぼうやと一緒にすごし、汚れてボロボロになったビロードのうさぎを見て、
「どこがいいんだろ、こんなきたないおもちゃ」
と言ったお手伝いさんのナナに対して、
「この子はおもちゃじゃないの、ほんとうのうさぎなの」
と言ったぼうやの言葉が印象的です。
「ほら、お人形さんが落ちてるよ。」
と言った私に、
「お母さん?これはお人形さんじゃなくって、マリちゃん。ちゃんと名前で呼んであげて。」
と言った娘の言葉を思い出しました。
子供にとって、大切なおもちゃは、ただのおもちゃではなく、人格を持った友達そのもの。
いつも友達と一緒にいる心地よさ。
そして、いつもいつも一緒にいるだけで幸せだという気持ち。
大切なおもちゃと遊んだ思い出。
それは、大きくなっても、どこか、心の芯の部分に、暖かい気持ちとして残っていくんだろうな、と思う絵本でした。(たかくんママさん 30代・広島県 女の子7歳、男の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】