- 青葉の笛
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- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2007年01月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784591095706
[BOOKデータベースより]
源氏の熊谷直実は、戦い前夜、兵士の陣からながれる美しく静かな笛の音に心をうごかされた…『平家物語』のみやびな若武者の悲しい物語。
[日販商品データベースより]平氏との戦いで手柄をたてようと勇んでいた熊谷直実は、決戦の前夜、平氏の陣から流れる、美しく静かな笛の音に心を動かされる。そして、運命の日…。みやびな若武者の美しくも悲しい物語を絵本に。
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わが子と同じ年頃の若武者の首を切り落とす。
そんな不条理で残酷なお話ですが、平家物語の一ノ谷の合戦の逸話として切なさとやるせなさが、描かれていて、美しくも感じました。
戦の前に、若冠十六歳の若武者平敦盛の奏でた笛の音に心打たれた熊谷次郎直実でしたが、その若武者を切らねばならなくなった時、正に諸行無常の境地に立たされます。
逃がしてくれようとする情けに、武将の意地とて自分の首を差し出す敦盛のいさぎよさ。
言い様のない虚しさに胸がいっぱいになりました。
「戦いとは何か。人を殺すことが手柄なのか。…。武士とはいったいなんなのか。」
直実の自問自答のシーンがとても気高く感じました。(ヒラP21さん 50代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】