- 藤沢周平という生き方
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2007年01月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784569659947
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[BOOKデータベースより]
人間関係の悩み、将来の不安、現状への不満…。表に出せずためこんだ負の感情を、人としずかに感じあい、うけいれ、いま一度むきあう。「鬱屈の交感」こそ藤沢周平から読者への贈り物だった。人は喜びや楽しみ以上に、苦しみや悲しみでつながらねばならぬ。「ハッピーエンドが書けなかった」と語る独特の人間観は、つらくても生きようとする、ほの明るい意志を登場人物に吹きこんだ。没後10年、心が鬱々として晴れない時代がゆえに読み継がれる藤沢周平。新たに発見されたデビュー前の諸作品から長編への跳躍の軌跡を語る。
交感 苦しみと悲しみの交感―藤沢周平という生き方
[日販商品データベースより]鬱屈 鬱屈からはじまった―書くことと鬱屈との関係
助走 さまざまな可能性にむかって―発見された十四作品をたしかめる
跳躍 かならず人は跳躍のときをむかえる―八年の歳月の、さらなる鬱屈がそうさせた
出来る なにからも学び、なにごとも可能にする青春の日々―獄医立花登手控えシリーズ
真夏 真夏の光が照らし耳にわんとひびくほどの蝉の声がもどって来た―『蝉しぐれ』
誘惑 壮大な権力を狙撃する、眼が眩むばかりの誘惑―『逆軍の旗』『回天の門』『雲奔る』
人肌 たまらなくひと肌が恋しくなることがある―彫師伊之助捕物覚えシリーズ
もめごと 世の中、揉めごとというものは絶えんものだ―『よろずや平四郎活人剣』
権力 権力の内側に入り、身体が熱湯をかぶるように熱くなった―『風の果て』『市塵』
筋を通す 薄汚れ、ぼろぼろになってなお友は筋を通した―用心棒日月抄シリーズ
老い 一本の白髪の背後には、見知らぬ世界が口をあけていた―『海鳴り』
早春 明るい早春の光の下、虫のようなしかし辛抱強い動きを見た―『三屋清左衛門残日録』
帰郷 人は二度、故郷にいだかれねばならない―『一茶』に刻まれた、藤沢周平の旅のはじまり、旅の終わり
没後10年、心が鬱々として晴れない時代がゆえに読み継がれる藤沢周平。彼が遺した「人間観」とは一体何だったのか。新たに発見されたデビュー前の諸作品から、長編小説への跳躍の軌跡を語る。