雷の季節の終わりに

角川書店 ＫＡＤＯＫＡＷＡ
恒川光太郎　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 2006年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784048737418

内容情報

[BOOKデータベースより]

現世から隠れて存在する小さな町・穏で暮らす少年・賢也。彼にはかつて一緒に暮らしていた姉がいた。しかし、姉はある年の雷の季節に行方不明になってしまう。姉の失踪と同時に、賢也は「風わいわい」という物の怪に取り憑かれる。風わいわいは姉を失った賢也を励ましてくれたが、穏では「風わいわい憑き」は忌み嫌われるため、賢也はその存在を隠し続けていた。賢也の穏での生活は、突然に断ち切られる。ある秘密を知ってしまった賢也は、穏を追われる羽目になったのだ。風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは―？透明感あふれる筆致と、読者の魂をつかむ圧倒的な描写力。『夜市』で第１２回日本ホラー小説大賞を受賞した恒川光太郎、待望の受賞第一作。

[日販商品データベースより]

異世界・穏で暮らす少年、賢也。彼は「風わいわい」という妖怪に取り憑かれている。ある日、賢也は殺人の疑いをかけられ、穏を追われることに…。「夜市」で鮮烈なデビューを果たした著者の、待望の受賞第一作。