アメリカ外交の大戦略

先制・単独行動・覇権
Ｓｕｒｐｒｉｓｅ，ｓｅｃｕｒｉｔｙ，ａｎｄ　ｔｈｅ　Ａｍｅｒｉｃａｎ　ｅｘｐｅｒｉｅｎｃｅ．

慶應義塾大学出版会
ジョン・ルーイス・ギャディス　赤木完爾　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2006年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784766413144

内容情報

[BOOKデータベースより]

アメリカの外交と安全保障戦略（大戦略“Ｇｒａｎｄ　Ｓｔｒａｔｅｇｙ”）に対して奇襲がもたらした衝撃とその帰結。

第１章　イェールの朝
第２章　一九世紀（炎上するワシントンの衝撃；先制；単独行動主義；覇権；安全保障とその達成手段の道義性）
第３章　二〇世紀（二〇世紀の戦略環境；フランクリン・ローズヴェルトの大戦略；第二次世界大戦における先制の機会；単独行動と先制の否定がもたらした覇権；テロの衝撃と十九世紀戦略への回帰）
第４章　二一世紀（冷戦後の戦略環境の変容とアメリカの錯誤；九・一一以後のアメリカの再登場；ブッシュ政権の国家安全保障戦略；アフガニスタンとイラクを結ぶもの；ブッシュ政権の大戦略―構想と実践の間；二十世紀の大戦略と連邦主義）
第５章　イェールの夕べ

[日販商品データベースより]

アメリカにおける９．１１の衝撃とは。テロ事件以降のアメリカ外交の先制行動への傾斜と、その覇権的な動態の因って来るところを、建国以来の安全保障をめぐるアメリカ合衆国の歴史的な経験に位置づけて論議する。