ひきこもりその心理と援助

教育史料出版会
西村秀明　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2006年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784876524730

内容情報

[BOOKデータベースより]

ひきこもるにはひきこもるだけの事情がある。ひきこもりが問題なのではなく、背景で痛んでいるこころの傷こそが問題なのである。社会的関係性のなかで傷つけられ、自らの生きる意味を失い、不安から「こもる」青年のこころに目を向けよう。そのこころ模様を理解し、傷を癒すために―ひきこもる青年と親たちの手記も収録。

第１章　ひきこもりの心性（ひきこもるという行動様式；現代青年に見るひきこもりとは　ほか）
第２章　ひきこもる私からのメッセージ（もういちど十全にひきころりたい―「社会」との「折りあい」を求めて試行錯誤をくり返しつつ；ひきこもりから現在にいたるまで　ほか）
第３章　ひきこもりの親からのメッセージ（「ひきこもり」からもらった絆―息子へのメール；子どものこころに寄りそう親に　ほか）
第４章　「癒す」ために（こころの傷を診る；症状にも意味がある　ほか）
第５章　こころの健康科学事業「１０代・２０代を中心とした『ひきこもり』をめぐる地域精神保健活動のガイドライン」に対する見解（「１章．『ひきこもり』の概念」について；「２章．関与の初期段階における見立について」について　ほか）

[日販商品データベースより]

ひきこもるには、ひきこもるだけの事情がある。臨床心理士である著者が、ひきこもる青年が苦悩する胸の内と、そのこころ模様をまとめた１冊。ひきこもる青年と親たちの手記も収録。