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[BOOKデータベースより]
こころ(認知、感情、行動能力、他者の気持を察し理解する能力など)は、脳細胞が環境の刺激を受けることによって形成・発達する。また、言葉は無意識から意識への架け橋として、脳の言葉とこころの言葉を繋いでいる。著者は言う。「この考えになり日常の診療をしていると、発達過程に存在する諸々の現象は、すべてと言ってよいほど、病を得た人々の訴えと一致する。つまり、私たち人間は体験したことをどこかに覚えていて、繰り返しているに過ぎない。誰かが言った、『心理学は体験の学である』と」。人間の発達と言葉、言葉とこころの関係を、人間の成長過程の現象やこころの病を通じて検証し、これからの精神医学が目指すべき地平を指し示す中澤恒幸の最新刊。
第1章 乳児は懸命に勉強する(幼時のころのハッキリした記憶;乳児の知覚体験;知覚と運動系の交信は一気に始まる;乳児の対人世界;乳児の体験感覚と視覚)
第2章 言葉は潜在記憶と自己をみちびく(自己(感)の萌えと記憶;時間的自己;意志と自己;新しい関わり合いとしての言葉;言語を生みだす生得性;言語を生みだす脳の働き;言語の生得性と学習メカニズム;自然言語における数の表現;脳内ネットワークと言語)
第3章 脳の言葉こころの言葉(表象と脳の発達;表象と知的表現の生物学;表象と問題解決;脳科学の計算理論;言語意味の構造;社会的脳機能の局在)