中東イスラーム民族史

競合するアラブ、イラン、トルコ
中公新書　１８５８

中央公論新社
宮田律　

• 価格: 968円（本体880円＋税）
• 発行年月: 2006年08月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784121018588

内容情報

[BOOKデータベースより]

アラブ・イスラームの正統な後継を自任し、イラク戦争後の新秩序を模索するイラク、サーサーン朝以来の繊細華麗な文化を誇り、核開発を巡って西欧諸国との対立を深めるイラン、多様性を内包し、ＥＵ加盟を目指してヨーロッパとアジアの境界を問うトルコ―。イスラームを共通の基盤としつつ、競合と協調を繰り返してきた三民族の歴史を辿り、米、欧、露、イスラエルを巻き込んで展開される地域のダイナミズムを描く。

序章　中東三民族の特徴
第１章　イスラームを誕生させたアラブ
第２章　イスラーム世界に多大な影響を与えたイラン文明
第３章　欧米支配とイラン民族主義の台頭
第４章　トルコ民族の興亡
第５章　共存していたトルコ人とアラブ人
第６章　近現代におけるアラブ・ナショナリズム
第７章　トルコをめぐる現代中東の国際関係
第８章　突出するイラン・ナショナリズムと米欧・イスラエル

[日販商品データベースより]

イスラームを共通の基盤としつつ、競合と協調を繰り返してきたイラク、イラン、トルコの歴史を辿り、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、イスラエルを巻き込んで展開される地域のダイナミズムを描く。