- 後白河法皇
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- 価格
- 1,056円(本体960円+税)
- 発行年月
- 2006年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061597778
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[BOOKデータベースより]
源頼朝に対抗し、守旧勢力を巧務に操った老獪な“大天狗”。はたまた『梁塵秘抄』を編纂した粋狂な男。後白河がいなければ、天皇制は存続しなかったかもしれない。古代王権を中世王権へと再生させるために、法皇は何を考えていたのか?王権の機能を再編成し、文化情報の収集・独占と操作の意味を透視した天才の精神に迫る。
第1章 後白河論序説(悪左府頼長―偏執と狂気;少納言入道信西―黒衣の宰相の書斎を覗く;法皇後白河―梁塵秘抄・蓮華王院宝蔵・流転の「皇居」;「『人格的靱帯=“縁”のネットワーク』の科学」のためのメモ)
第2章 後白河王権期の都市京都―『方丈記』に見るイメージ(火宅都市;方丈の庵;安元の大火;養和の大飢饉;後白河の新制と都市法)
第3章 中世国家の成立(三つの段階;職と職の体系;中世国家の成立;平氏の台頭;鎌倉幕府の成立)
第4章 『参天台五台山記』―日宋交流史の一断面(成尋の家系;日宋の交通ネットワーク;東アジアの知的交流世界)