ケーテ・コルヴィッツの肖像

績文堂出版
志真斗美恵　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2006年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784881161005

内容情報

[BOOKデータベースより]

戦争に抗し刻まれた愛と死の輪郭。二度の大戦で息子と孫を失った女性画家―その生涯を描く力作評伝。

画家をめざして―自由の風
『織工たちの蜂起』―連なっていく記憶
『農民戦争』―主題と技法の追求
貧しい人びとの素描―表現主義運動の渦中で
ペーターの戦死―一九一四年十月
カール・リープクネヒト追憶像―悲しみの転換
ポスターの制作―「人民の代弁者」
木版画連作『戦争』―「苦しみは真暗闇だ」
国境を越えて―スメドレーと魯迅
記念碑“父と母”の像―平和の追求
最後の連作『死』―ナチス支配の時代
種を粉に挽いてはならない―孤独と希望と
エピローグ　励まし―日本の人びと

[日販商品データベースより]

２度の世界大戦で息子と孫を失ったドイツの女性画家ケーテ・コルヴィッツ。彼女が書き残した日記・回想・手紙を手がかりに、激動の時代と関わり続けてきた足跡を辿り、その生涯を描き出した力作評伝。