- 塩の絵本
-
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2006年06月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784540051982
[BOOKデータベースより]
あつあつのごはんを塩でにぎった塩むすび、おいしいよね。おむすびの具に使われる梅干しや塩鮭、漬けものも、塩を使ってつくられた食べものだ。食べたおにぎりは、きみのからだの中の胃や小腸で消化吸収されるけれど、そこでも“からだの中の塩”が大活躍するよ!おにぎりを包むのに使われているラップやアルミホイル、包装紙をつくるときにも、塩が使われているんだ!いったい、塩って何者?塩のことを調べて、自分でも塩をつくってみよう。
人間も動物も塩がなくては生きられない
肉食動物はどこから塩をとる?では人間は?
からだの中に海をとりこんだ地球の動物たち
からだの中にある塩の量とはたらき
「白い黄金」を運ぶ塩の道
おいしい塩、清らかな塩。塩はとくべつなもの
世界の塩のいろいろ
日本の塩は、塩田で海水からつくっていた
海水から塩をつくるための手順と原料と道具
きれいな海水をくんできて、ろ過しよう!〔ほか〕
海塩、岩塩、湖塩、泉塩、塩もいろいろ。人間も動物も塩がなくては生きていけない。「生命の糧」の働きから「白い黄金」の歴史、海水を汲んでの塩づくり、塩の働きまで。
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塩はどうやって作られるか?人間の生活の中での利用法、昔の塩の作り方、現代の家庭でできる実験などがわかる学習絵本。
東京にある「たばこと塩の博物館」で学芸員を務める筆者は、仕事を通して塩のことをいろいろ知ったという。実際に、博物館に行ってみると、世界の塩の模型や本物、昔の塩作りの風景、生き物や工業で塩がどのような働きをしているかなどがわかりやすく展示されている。本書にも写真が掲載されているが、ポーランドにある岩塩鉱山(塩を掘り出した跡を宮殿にしたもの)の一部が再現されて展示してあり、衝撃を受けた。
世界にはまだまだ知らない塩の不思議がたくさんある。
海の水から塩を作るほかにも塩を作る作業はいろいろあって、東京都23区と同じくらいの広さの塩田で、2年かけて塩を作るなど、壮大な作業も。
スーパーなどではかなり安い値段で塩が売られているが、この絵本を読むと塩作りの大変さや、塩がなければ生きられないことなどを知って、見る目が変わる。
実は、食用の塩よりも、工業用の塩のほうが圧倒的に大量に必要。昭和時代に、それまでの手間隙かかる製塩方法が、コストも労力も少なくて住む新技術に変わったため、いろんな方面に変化・影響が出たらしい。
その時代にはまだ生まれていないが、昔の塩作りの様子や流通の状況を知ると、塩が貴重品だった時代と現代の違いが感じられて興味深い。(渡”邉恵’里’さん 40代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】