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Katsuei
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実質上の責任
自然のままに生きる。これは裕福な時代に生まれた最近の子達にみられるニートのような生活のように思っていた。しかし、そんな生活を送っていた人々が明治時代にもあったのだ。彼が自分の愛に気が付き、彼女と共に生きようとする時、物質上の責任を果たし得ない自分に気が付く。しかし彼女はそんな物は要らないと言うではないか。そこに男の弱さと女の強さを感じたような気がした。
[日販商品データベースより]
友人の平岡に譲ったかつての恋人、三千代への、長井代助の愛は深まる一方だった。そして平岡夫妻に亀裂が生じていることを知る。道徳的批判を超え個人主義的正義に行動する知識人を描いた前期三部作の第2作。