- 征翼の守護神(しゅごしん) 2
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書下ろし長編戦記ロマン
Joy novels simulation
セイロン強襲
- 価格
- 943円(本体857円+税)
- 発行年月
- 2006年04月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784408603674
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【2011年12月発売】
























[BOOKデータベースより]
白井は操縦席の後ろで両足を踏ん張りながら、各機の進撃を見つめていた。八機の陸攻は、彼が事前に通達しておいた取り決めにより、太陽の方向に回り込む形で敵艦隊に突入している。敵戦闘機の存在を考慮しない戦術であったが、いまさら臆するわけにはいかない。白井は思った。―せめて、敵艦隊に照準を合わすまで、全機無事でいてくれ!だが、彼の願いは、ほとんど祈りに近いものだった。敵戦闘機の迎撃は、白井中隊が爆撃コースに入る以前からすでに開始されていたからだ。「敵機、来ます!距離五〇〇から七〇〇!」「全機、対空射撃開始!」見張り員の報告に、すかさず白井が命じる。次ぎの瞬間、編隊を組む八機の九六式陸攻から、接近する敵戦闘機に向けて何本もの火線が延びる。
[日販商品データベースより]日本本土へ帰還した第一航空艦隊は損害を補充し、大破した空母大和のドッグ入りなどを行う傍ら、次なる作戦へと動き出す。マレー沖海戦の屈辱をはらすべく、セイロン襲撃へ向かう海の指揮官たちは…。