- おのぞみの結末
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- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2006年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784652023556
[BOOKデータベースより]
新鮮なアイディア、完全なプロット、意外な結末―三要素そろったショートショートの傑作。「ちょっと長め」だから“たっぷり”面白い。
[日販商品データベースより]新鮮なアイディア、完全なプロット、意外な結末の3要素が揃ったショートショートの傑作。「ちょっと長め」だから“たっぷり”面白い。表題作を含む8編を収録。朝の読書にも最適な1冊。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
星新一さんと云えば短編小説より短い”ショートショート”で有名ですが、数ある星さんの作品の中で初めて手にしたのが、この『 おのぞみの結末 』です。結構はまりました!これも全11話からなるショートショートですが”とんちが効いている ”といえば良いのか・・とにかくワクワクさせられるし面白いんですねぇ!(真鍋博さんの挿絵との相性もグッド)ちょうど期待されてる漫才師が、どうオチをつけて楽しませてくれるか?ワクワク気分で見守っている?みたいな・・(伝わったかな?)百聞は一見に如かず!
『星新一ちょっと長めのショートショート5』(理論社)。
表題作である「おのぞみの結末」をはじめとして、8篇の「ちょっと長めのショートショート」が収められた、児童書。
装幀・挿絵(それぞれの作品に挿絵がついています)は、和田誠さん。
『ショートショートセレクション』シリーズの場合、ひとつのお話に一枚の和田誠さんの挿絵でしたが、このシリーズでは2枚あったりして、こちらも「ちょっと多め」。
面白かったのは、「計略と結果」「夢の大金」「金色のピン」の3篇。
どうして面白かったかというと、この3つの作品の書き出しが同じところ。
「ノックの音がした。」
内容はまったく違うのですが、書き出しは同じで、「ノックの音」というところがいい。何かが始まりそう、そんな予感がする書き出し。
「計略と結果」では、ノックのあとに押し入ってきたのは逃亡犯。逃げ込んだ先は病院。そこの医者はピストルを突き付けられて絶体絶命。さて、どうなるか。
「夢の大金」も、ノックのあとに押し入ってきた二人組の男。この家に住んでいたのは生きることに絶望している老人ひとり。さて、どうなるか。
「金色のピン」の場合は、ホテルの部屋をノックしたのは隣の部屋の客。お金が足りないので貸して欲しいという。その客がお金の変わりにくれたのが金色のピンで、これには不思議な力があるという。半信半疑の二人の女性たちは、しばらく会っていない男に会いたいと願う。さて、どうなるか。
ノックの音だけで、あまりドアを開けない方がいい、かも。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】