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[BOOKデータベースより]
本書は分配の公正さを保障するのは何か/誰か、という論点に着目していくことにするが、その理由は、社会の他の公共事業部門と同じように、教育の部門でも運営形態の私事化と、市場化と、分権化が進み、国家による一律の規制と補助のシステムが後退してきており、そのなかで、国家の積極的な関与なしに教育の分配に公正さが保てるかどうかが、改めて検証されなければならなくなってきているからである。
分配論と「教育の視点」
[日販商品データベースより]1部 格差と公正(環境が人をつくる、か?―学力格差をめぐる「公正」;階層と個人の選択意思;選択による教育財の分配、その問題性)
2部 分配論の諸相と能力開発―ロールズ・サンデル・ノージック―(平等理論と多様な能力;共同体理論と共同資産としての能力;権原理論と自然資産としての能力)
3部 国家と教育分配の主体(「規制緩和」後の国家/市場と教育―分配の主体は誰か;国家と教育―アリストテレス『政治学』を読む;リベラリズムと変貌する国家―公共性・他者性・多元性 ほか)
教育の公正な分配とは何か。何が、誰がそれを保障するのか。国家の積極的な関与なしに教育の分配に公正さが保てるか。格差社会に立ち向かう平等理論の鍛え直しを迫る、原理的考察の書。