東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・キーワード編

メディア総合研究所（渋谷区）
菊地成孔　大谷能生　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2006年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784944124206

内容情報

[BOOKデータベースより]

二〇世紀、記号化への欲望がジャズのモダニズムをドライヴした。菊地・大谷コンビによる東大ジャズ講義シリーズ第一弾。十二音平均律―バークリー・メソッド―ＭＩＤＩ、新たな視点でジャズ史を捉え直す。

第１章　二〇〇五年一〇月講義「ブルース」（二〇世紀の統合不全者―ブルース・ミュージックの特異性について；『喪失』を引き受ける方法―「二〇世紀の最初から表現はもう引用とコラージュだった。」ゲスト：飯野友幸（上智大学教授、米文学者））
第２章　二〇〇五年一一月講義「ダンス」（舞踏会からインターロックまで―ヨーロッパ／アジア／アフリカのダンス・スタイルと、アメリカ・ポピュラー音楽におけるダンスの歴史；クラブ・カルチャーと『ジャズ』―「ジャズとは象徴であり、ファンタジーである。」ゲスト：野田努（ｒｅｍｉｘ編集長、音楽批評家））
第３章　二〇〇五年一二月講義「即興」（時間を超えること、時間と共にあること―『即興』という巨大な概念を巡る音楽的試論；即興演奏を巡る質疑応答―「ベイリーの場合は再生器械が変わってもやっぱり同じ演奏だって認識できるから、この違いは大きいかもしれない。」ゲスト：大友良英（ミュージシャン））
第４章　二〇〇六年一月講義「カウンター／ポスト・バークリー」（理論の確立と、それに対するカウンター＆ポスト・ムーヴメントについて―バークリー・メソッド、ＬＣＣ、ラング・メソッド；ラング・メソッドについて―「濱瀬元彦氏による講義」ゲスト：濱瀬元彦（（株）ラング代表、ミュージシャン、作曲家））
補遺　「聴覚研究の歴史と展望―音高知覚の仕組みを探る」

[日販商品データベースより]

東京大学の駒場校舎で学生とモグリを熱狂させ、大反響を呼んだ「歴史編」に続くジャズ講義録第２弾。「ブルース」「ダンス」など４つのテーマについて、最高のゲスト講師陣を迎えて再考察する。