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[BOOKデータベースより]
日本の家の特質は、自然のなかに住むことを基本としてその形を定めてきた。通風を良くする。日照を採り入れるなど、環境との融合性から内部空間の一体性を創出し、そこで生活することから、家族関係和合から起居する立居振舞いに至るまでの居住様式をつくり上げてきた。そのことを全面的に否定するのが密閉生活化の居住様式と断じざるを得ない。本書の記述は、日本の家の特質を築き上げてきた立脚点を継承することが、環境保全の時代を切り開くうえで最重要の視点であることを主軸としている。
1章 総説(してはならないことをまず列記してみよう;部屋独立型の間取り→広がり空間の間取り ほか)
[日販商品データベースより]2章 家の形(空間性;架構性 ほか)
3章 家の内容(自然性;生活性 ほか)
4章 棲居の再生(家は住み手よりも長命;保守点検だけでなく間取りを変える ほか)
5章 チェックポイント集(敷地の用法;隣家との関係 ほか)
吉田桂二の木造建築学校へようこそ。木造住宅設計において、環境共棲の考え方を実践するための設計ポイントを、豊富な事例をもとに具体的に解説したテキスト。月刊誌「新建ハウジングプラス1」連載を書籍化。