ドイツ人女性たちの〈誠実〉

ナチ体制下ベルリン・ローゼンシュトラーセの静かなる抗議

花伝社 共栄書房
幸津国生　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2005年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784763404572

内容情報

[BOOKデータベースより]

ヒトラー政権が世界戦争をひた走るなか、ユダヤ人を夫にもつドイツ人女性たちは、ドイツ民族への“誠実”、すなわちヒトラーへの忠誠と、ユダヤ人の夫への“誠実”との決定的な裂け目に直面することになった。そのとき彼女たちはどのように行動したのか？戦後６０年、ドイツで注目を集めているローゼンシュトラーセ事件から、われわれ日本人が学ぶことを問う。

１　戦後六〇年をどのように迎えるか
２　ローゼンシュトラーセ事件において示されたドイツ人の生き方
３　ナチスによる「結婚」・「混血婚」の位置付け
４　「人種主義」の問題点
５　「誠実」をめぐる諸問題
６　「いま」から見たローゼンシュトラーセ事件におけるドイツ人女性たちの態度への評価の視点

[日販商品データベースより]

「夫を返して」。ゲシュタポに拘束されたユダヤ人つれ合いの釈放を訴えたドイツ人女性たちの必死の叫び。戦後６０年、ドイツで注目を集めているローゼンシュトラーセ事件から、われわれ日本人が学ぶことを問う。