日露戦争に投資した男

ユダヤ人銀行家の日記
新潮新書　１４３

新潮社
田畑則重　

• 価格: 770円（本体700円＋税）
• 発行年月: 2005年11月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784106101434

内容情報

[BOOKデータベースより]

ジェイコブ・シフ、ドイツ系ユダヤ人でウォール街を代表する投資銀行家―。この男の助けがなければ、日本は日露戦争に勝てなかった。国家予算の六倍以上の戦費をつぎ込み、継戦不可能というギリギリで掴んだ戦勝。その戦費の約四割を調達したのがシフだ。なぜ彼は極東の新興国日本を支援したのか？その生涯、対日支援の動機とともに、叙勲のために招待された際の「滞日記」を、日本にはじめて紹介する。

第１章　ウォール街の巨人ジェイコブ・シフ（高橋是清への指令；開戦前夜の「困難」；ロンドンでの邂逅；戦場以外の地道な戦略　ほか）
第２章　シフ滞日記―Ｏｕｒ　Ｊｏｕｒｎｅｙ　ｔｏ　Ｊａｐａｎ（ニューヨークから大陸横断鉄道の旅（一九〇六年二月二二日〜三月七日）；マンチュリア号でハワイを経て横浜へ（三月八日〜二四日）；ミカドの謁見。すばらしい午餐会（三月二五日〜二八日）；ミカドの都。上野、増上寺、招魂社（三月二九日〜四月一日）　ほか）

[日販商品データベースより]

ジェイコブ・シフ、ドイツ系ユダヤ人でウォール街を代表する投資銀行家。この男の助けがなければ、日本は日露戦争に勝てなかった…。なぜ彼は極東の新興国を支援したのか。その生涯と日本滞在中の貴重な証言を紹介。