- ロビンソンの家
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2005年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122045958
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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sige
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この母親は強い。イメージが頭にこびり付く。
著者の「一九七二年のレニー・ラウ」に収録されている「ここから遠く離れて」という短編で、主人公吉田ヒロムが書いた小説「裏切りの岬」がこれがこの作品ということらしい。しかも初出時のタイトルは「ミセス・ロビンソンの家」となっている。九月に読んだ「一九七二年のレニー・ラウ」を引っ張り出して読んでみると確かに頷ける。そして、リョウの母親:順子が映画「卒業」のミセス・ロビンソンの香りがする。凄く甘美なイメージが頭に張り付いて離れない。
文章全体はテンポ良く進むところあり、じっくり描くところありで面白い。会話の中に文章に飛躍が多く、読んでいてふと止まってしまう。
男女の会話が“キザ”だが、それがこの著者の作品に惹かれるところでもある
[BOOKデータベースより]
十七歳の夏、高校を休学したぼくはRの家を訪れた。無人のはずのその家で、風俗嬢で従姉の李花、そして勘当された伯父の雅彦さんにぼくは出会う…。三人で奇妙な同棲生活を始めるうちに、明らかになっていく親族たちの姿。そして母の秘密と自殺の真実。甘美で、せつない青春ミステリ。