日本獄制史の研究

吉川弘文館
重松一義　

• 価格: 13,200円（本体12,000円＋税）
• 発行年月: 2005年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784642034067

内容情報

[BOOKデータベースより]

卜占神判の古代から即決成敗の中世、牢屋や寄場の実態を伝える近世、洋式獄制の近代など、獄制の起源と変遷を豊富な文献を駆使して追究。凶悪異常な現代の罪と罰に、適正な法の在り方を問う類書をみない日本裏面史。

第１編　古代・中世の獄屋（律令以前の上代にみる罪と罰―わが国固有の祓と卜占の存在；古代の律令体制と獄屋の存在―京畿中心の五刑と左獄・右獄；中世の律令継受と獄制の衰退―斬流を主とした即決式成敗）
第２編　近世の獄制と人足寄場（近世幕藩体制にみる律令の継受と獄制―武家法優位の身分差仕置；江戸小伝馬町牢屋敷の牢法と弊風の実態―史料「牢内掟書」「囚獄留帳」「牢獄秘録」などから見る遇囚；地方諸藩にみる所仕置の史的断片―中世的な獄門・肉刑が残存する見懲りの事例　ほか）
第３編　近代の獄制と監獄法（幕末維新期の獄制改革思潮と監獄則の思想的原点―西欧式近代獄制を求め英国植民地監獄を視察；明治五年の監獄則並図式の頒布―人道的獄制を掲げた巻頭言と監獄原理；明治初期の石川島徒場・懲役場―わが国の近代的懲役監制度の胎動　ほか）

[日販商品データベースより]

卜占神判の古代から即決成敗の中世、牢屋や寄場の実態を伝える近世、洋式獄制の近代など、獄制の起源と変遷を豊富な文献を駆使して追究。凶悪異常な現代の罪と罰に、適正な法の在り方を問う日本裏面史。