- 水の時計
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- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2005年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784048793018
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:4.7)
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HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
私が持っていきたい本は「水の時計」です。理由は一番好きな本だからです。たとえ無人島だろうが生きていく希望が持てると思いました。
(kokohaoka/男性/20代)
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sige
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第4幕はウルウル
脳死判定については現在でも意見の分かれるところであるが、“生きることも死ぬこともできない”という残酷な状態である事に間違いはない。医学の進歩は、平均寿命を延ばしているが、反面このような脳死状態、植物状態、寝たきりによって“死ぬことが出来ない”人間をも数多く生み出している。このような状態というのは本人にとってあるいは家族にとって幸せといえるのか、という問題提示をしている。
臓器移植に絡む詐欺の問題にも触れている。また、第四幕では告知の問題にも触れ、ある夫婦の物語が展開されるが、その愛の深さにウルウルときてしまった。
ついつい引き込まれ一気に読んでしまった。
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masa
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少女の願い
「少女の願い」それがこの本に現れていました。
他人のために自身の臓器を分け与えるという行為は自己犠牲かもしれませんが、少女がそれを望み、必要としている人がいるのなら、このお話は悲しいだけではなく、幸せの物語だと思います。それに分け与えるだけではなく少女にはもう一つの願いがあったのです。
この小説はオスカーワイルドの「幸福な王子」を題材に書かれたものです。もし気になったのならせひ読んで頂きたいです。先に「幸福な王子」を読んでも話が分かりやすいかもしれません。
[BOOKデータベースより]
医学的に脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた彼女が望んだのは、自らの臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった―。透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。第二十二回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
[日販商品データベースより]脳死と判定されながら、月明かりの夜に限り話すことのできる少女・葉月。彼女が最期に望んだのは自らの臓器を、移植を必要とする人々に分け与えることだった。第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。