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[BOOKデータベースより]
この国では神神と詩人があらかじめ断絶している。この詩にとっての根源的な不毛を救済すべく、詩人は敢然、自ら口寄せとなって、神神一柱ずつに一人称で語らせることを試みる。
私たちの隠れたる者たちは 語らない
私はつねに奪われている
人は私を黄泉の館の女主人と崇める
私は帰って来た男
俺たち 火の息子たちを
ぼくは いや あたしだろうか
世のどんな女の子にもまして
姉は自分の本質が鏡だと
ぼくは母を見たことがない
ぼくは ひたすらのぼって行った
私は殺す者〔ほか〕