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[BOOKデータベースより]
西欧列強による分割の危機にさらされていた近代中国において、「富強」のための立憲政治をいかに確立するかは大きな課題であった。それに正面から向き合い独自の構想を展開したのが、厳復、楊度、梁啓超などの啓蒙思想家たちである。彼らは西洋諸国や隣国日本から近代思想を受容しつつ、中国の伝統を「鍛錬」して民本思想や儒教にもとづく内発的論理の可能性を探究してゆくが、結局、袁世凱の帝制によって挫折を余儀なくされた。本書は、これら三人の立憲観や統治をめぐる思想と構想、その変遷を、福沢諭吉や加藤弘之ら明治期日本の知識人との比較を含めて考察し、自国の「伝統」と「近代」のせめぎ合いのなかで葛藤する啓蒙思想家たちの姿を描きだす。
序章 近代中国の立憲政治と知識人たち
[日販商品データベースより]第1章 「民度」と「民情」のあいだ
第2章 厳復と立憲政治
第3章 「国会速開」論から「帝制」まで―楊度の場合
第4章 梁啓超と立憲君主制
第5章 明治啓蒙思想と立憲政治―加藤弘之の場合
第6章 明治啓蒙思想のもうひとつの系譜―福沢諭吉の場合
第7章 「帝制」期における啓蒙思想家たち
終章 啓蒙思想家たちの現代的意義
厳復・楊度・梁啓超の思想と構想,その変遷を日本の知識人との比較を含めて考察し,〈伝統〉と〈近代〉のせめぎ合いのなかで葛藤する啓蒙思想家たちの姿を描く。