- 母親
-
評論社
ハンス・クリスチャン・アンデルセン 長島要一 ジョン・シェリ- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2005年03月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784566021785
[BOOKデータベースより]
「罪のない子を救ってあげて!惨めさからあの子を救って!…あたしの涙のことなんか忘れてください」―愛する者を失う悲痛さを、母親の姿に凝縮させた表題作ほか、木の一生に託して人生への絶望を語る「モミの木」を収録。“童話の王さま”ともてはやされながら、愛すること、失うことのつらさを知りつくしていたアンデルセンの一面を、見事に抉り出す傑作二編です。デンマーク語からの新訳と、美しいオリジナル・イラストレーションでお楽しみください。
[日販商品データベースより]愛する対象を次々に失ったアンデルセンの痛みを内に秘めた表題作、名声を得てなお孤独に苦しむアンデルセンの姿を浮き彫りにする「モミの木」。“お伽話”では終わらない人生の真実を描き尽くす2作品。
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収録されている二つの作品が、とても深い問題提起をしていると感じました。
「母親」は、死んで行こうとする息子に、自分の全てをなげうって救おうとする先で、自分のエゴと向かい合うお話です。他人の母親を蹴落としても良いのか、子どもにとっての幸福は何なのか、とてもむごい問いかけに考え込んでしまいました。
「モミの木」は、森に育つモミの木が自分の幸せについて考えるお話です。夢に見たクリスマスツリーになって、モミは幸せにはなれませんでした。でも、もう森には帰ることが出来ません。
大人のための物語に感じました。ジョン・シェリーの絵が話に同化して、問いかけを視覚的に演じてくれました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】