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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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- しばしば
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幸せとは
本全体を包む幸せな空気が、後半で一気に去り、なぜか気づくと泣いている。
満喫しきった春から、長い夕立が来て、晴れ間を待つ、そんな一家の物語。
そんなはずじゃなかったという後悔から、みんなが立ち直ろうとするところに救われる。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【泣きの1冊】 高校のときに手にとって、泣けた。内容はなぜかふわっと忘れてしまうのに存在が残る、そんな本です。
- ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【泣きの1冊】 高校受験の際に、現代国語で出題されて気になっていた作品。受験後に読んで鼻水垂れて泣きました。
[日販商品データベースより]
スーパースターのような存在だった兄は、ある事故に巻き込まれ、自殺した。誰もが振り向く超美形の妹は、兄の死後、内に籠もった。母も過食と飲酒に溺れた。僕も実家を離れ東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾に桜の花びらをつけていたことから「サクラ」となづけられた年老いた犬が一匹だけ――。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、何かに衝き動かされるように、年末年始を一緒に過ごしたいとせがむ恋人を置き去りにして、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏の余白に微弱な筆圧で書かれた家出した父からの手紙が握られていた――。