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[BOOKデータベースより]
王権の物語として出発した『源氏物語』は、やがて「女の生きがたさ」を追究する物語へと発展していく。『源氏物語』の“母”の描かれ方は、物語の主題の転換に沿ってさまざまな様相を呈していく。母の姿は、王権を支え家の繁栄を第一とする母から、理想的な継母、娘の人生を「所有」し娘を追い詰める母へと、変化する。この物語に描かれた母の姿を通して、今日につながる母子関係の問題を考える機縁ともなる画期的論考。
序章 “母”の物語の始発(光源氏の“母恋”=“母”という幻;藤壷の宮=すべての始まり)
[日販商品データベースより]第1章 「家」の意志を体現する偉大なる“母”(桐壷の更衣の母=遺された言葉に縛られて;明石の尼君=一族の“夢”を実現する方法)
第2章 王権の物語の「裏側」へ―「家」を支える“母”たちの闇(“幸ひ人”・大宮=うつくしむ“母”の親和力;紫の上の“幸ひ”=“幸ひ人”というアイロニー ほか)
第3章 苦悩する“母”―娘の人生を「所有」する母(一条の御息所と落葉の宮=母と娘の蜜月が終わって;玉鬘と大君=娘という母の分身)
第4章 “母と娘”の物語―その崩壊と再生(中将の君と浮舟=縛る母・「反逆」する娘;最後の浮舟=再生する“母”へのまなざし)
娘を支配する母、「家」に支配される母。王朝物語に描き込まれた母子の真実の姿とは…。家の繁栄を第一とする〈母〉から始まる王権の物語は、「女の生きにくさ」を語る物語へと転換していく。