ふくろうと蝸牛

柳田国男の響きあう風景

筑摩書房
大室幹雄　

• 価格: 6,270円（本体5,700円＋税）
• 発行年月: 2004年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784480847164

内容情報

[BOOKデータベースより]

柳田国男の膨大な著作は、近代日本の思想の中にどういう位置をしめているのか？彼のたてた「日本人」の淵源へ向けた問いをめぐり、柳田の作品そのものに即して、その生いたちと環境、思念と想像、表現と文体を、精密に、かつ情意あふれる筆致で解読する批評の傑作。

『山の人生』をめぐって
秋山もの狂い
神童の危機―故郷にて
旅の山伏のほうへ―山の発見
文章苦悶時代と詩のわかれ
『山島民譚集』の世界―新国学の芽ばえ
連句の詩学と座の学問
旅の黄金時代と風景の発見
達識者の愁い―風景との融和
何故に日本人は惨なりや―近代日本の都市風景
魂のゆきき―風景の完成
ふくろうと蝸牛

[日販商品データベースより]

柳田国男の立てた「日本人」の淵源へ向けた問いをめぐり、柳田の作品そのものに即して、その生いたちと環境、思念と想像、表現と文体を、精密に、かつ情意あふれる筆致で解読する批評の傑作。〈受賞情報〉芸術選奨文部科学大臣賞（第５５回）