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- 赤ひげ診療譚 改版
-
- 価格
- 693円(本体630円+税)
- 発行年月
- 2002年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101134062
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
一話一話独立したものとして読むこともできるために、章が変わると気持ちも変えることができます。また、現代と変わらない人間の成長に小石川養生所での現実を目の当たりにすることにより多くの感情を持つことができます。江戸時代が舞台のために読みづらいということはなく、現代の日常を描いた作品のように違和感なく爽快に読むことができました。世に広く認められている人のみが凄いのではない、認められつつ疎まれている人のすごさやかっこよさが含まれていて、主人公の人間らしい性格を叱りつけて自分の思うように動かしたくなるほど感情移入をしました。これからも輝きつづけると確信できる作品のうちの一つです。(農家/女性/20代)
[BOOKデータベースより]
幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長新出去定に呼び出され、医員見習い勤務を命ぜられる。貧しく蒙昧な最下層の男女の中に埋もれる現実への幻滅から、登は尽く赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く快作。