- コンテンツ消滅
-
音楽・ゲーム・アニメ
Kobunsha paperbacks 046
- 価格
- 1,047円(本体952円+税)
- 発行年月
- 2004年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784334933463
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[BOOKデータベースより]
あなたは、今、ソフト産業が提供provideするコンテンツを毎日楽しんでいるはずだ。それも、できるだけ安価low priceで、違法コピーillegal copyも海賊版pirates購入も積極的にしているだろう。しかし、このような行為の行き着く先は、「大衆文化の消滅」the end of popcultureだ。たとえばファイル交換を悪用すれば音楽はほとんどタダで手に入るから、誰もCDにお金を払わなくなり、その結果、制作者に資金が回らず、次回作に投資できない。作品の質は落ちる一方だ。日本が世界に誇るアニメ産業やゲーム業界もまた、崩壊の危機crisis of collapseに頻している。コピー問題に加え、劣悪な労働環境に現場の制作者が逃げだし始めているからだ。政府が「コンテンツ立国」を謳う一方で、もはや日本のソフト制作現場は回復不可能unrecoverableなまでに空洞化hollowing‐outしている。この状況が進めば、やがてコンテンツは消滅し、あなたが楽しむものが何もなくなってしまう「大衆文化果てる未来」が到来する。
はじめに 何もかもタダの世界
[日販商品データベースより]1 破壊者か創造者か?―海賊版があふれる世界
2 ゲームクリエイターはどこへ行った?―衰亡する日本のゲーム産業
3 音楽産業を守り抜け―レコードメーカーに未来はあるのか?
4 サイバー時代の労働者たち―空洞化が止まらないアニメ産業
5 知財戦争の最終ゴール―クリエイティブ・コモンズとは何か?
取材を終えて 知財は崩壊してしまうのか?
なぜ音楽業界はダメになり、ゲームソフトは売れなくなったのか。インターネットの普及で、ソフトが何もないコンテンツゼロ時代が到来。世界から「大衆文化」が消滅する時代は今そこにある。