- 羊をめぐる冒険 上
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- 価格
- 715円(本体650円+税)
- 発行年月
- 2004年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062749121
[BOOKデータベースより]
あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている二十一歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい“鼠”の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。
[日販商品データベースより]野間文芸新人賞受賞作
1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった 消印は1978年5月――北海道発
あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい<鼠>の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。
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ユーザーレビュー (10件、平均スコア:4.9)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」は、「1Q84」でも感じた事なんですが、幾つかのシーンが映像として鮮明に頭に残る。しかもずっと先まで残る。これはすごい事だと。この世界観は唯一無二。どうしてこういうのが描けるのか不思議でたまりません。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 やっぱりここから、な気がします。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 コッポラ「地獄の黙示録」、三島「金閣寺」を想起。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 村上春樹さんの鼠3部作(ダンスダンスダンスを入れて4部作)は、もう10回以上読み返しています。3冊の本を推薦するときにまっさきに思い浮かんだのがこの本です。とにかく読んでいる間はその世界の中に浸れる、これこそが物語の力ともいえるパワーを持った作品です(それは多くの村上春樹さんの作品にいえることですが)。主人公の唯一の友達である鼠が、僕は大好きです。彼の弱さ(ある意味では強さ)に強烈に惹かれます。できれば自分もそうありたいとさえ思ってしまいます。弱さを求める人はいないと思いますが、自分の弱さを肯定してくれるような鼠の生き方に、10代の若いころも、20代になってからも、そして30代の今でも、変わらず惹かれている自分がいて、人はそんなには変われないものなんだということを痛感します。主人公が北海道の山の奥で羊男と出会い、暗闇の中で鼠と語るシーンは日本文学界における名場面だと思います。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【きっかけの1冊】 中学生のときに「海辺のカフカ」に出会って以来ハルキ作品を読み続けていて、小説もエッセイもほぼすべて読んだけれど、その中でも断トツで好きなのがこの「羊をめぐる冒険」。友人からもらったあざのある羊の写真を広告に使った、ただそれだけのことで主人公「僕」は選択の余地もないままによくわからない組織に写真の羊を探すように命じられ、よくわからない事態に遭遇する。理不尽だと憤りを感じること、どうしようもなく寂しいこと、自分の力ではどうにもならないこと。それらを抱えたまま、どうしたって人間は、「僕」は生きていく。とりあえず、生きていくしかないのだ。物語の最後の「どこに行けばいいのかはわからなかったけれど、とにかく僕は立ち上がり、ズボンについた細かい砂を払った。」という一文がたまらなく好きだ。何があっても、どうすればいいかわからなくても、僕たちは立ち上がり、今出来ることをしていくしかない。ハルキ作品にのめり込むきっかけとなった一冊です。
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HonyaClub.comアンケート
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
高校時代に読みました。作者特有の物語全体の雰囲気と、旅の途中訪れる札幌のいるかホテル、めん羊業が盛んだった町(モデルには諸説あり)など心惹かれ何度も読み返しました。物語もさることながら、作中のホテルや町が非常に印象に残り、北海道の大学を受験。現在も札幌に永住しています。(しん/男性/30代)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
本好きになったきっかけの1冊。初めて貪るように読んだのがこの一冊。この後『ピンボール』『風の歌を聴け』と順番逆で読み進めてしまったが、不思議な感覚を味わえたのでそれはそれで良かった。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
懐かしい気分の泥の沼を泳いでいるような感覚にとらわれる。ああ、あの頃に戻りたい.....
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HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
何度読んでもおもしろい。そして切ない。(ななてつ/男性/30代)
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猫町
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フェチ
耳という器官について、執拗にこだわり続ける、
という感覚があるのだな、ということを学んだ。
本を読んでいて、自分と他者の感覚のズレを感じることは
非常に有意義で、自分の中に新しい感覚が入ってくる。
それにより新しい世界が見えてくる。
村上春樹作品では、こういうことがよく起こる。
村上春樹さんの鼠3部作(ダンスダンスダンスを入れて4部作)は、もう10回以上読み返しています。3冊の本を推薦するときにまっさきに思い浮かんだのがこの本です。とにかく読んでいる間はその世界の中に浸れる、これこそが物語の力ともいえるパワーを持った作品です(それは多くの村上春樹さんの作品にいえることですが)。主人公の唯一の友達である鼠が、僕は大好きです。彼の弱さ(ある意味では強さ)に強烈に惹かれます。できれば自分もそうありたいとさえ思ってしまいます。弱さを求める人はいないと思いますが、自分の弱さを肯定してくれるような鼠の生き方に、10代の若いころも、20代になってからも、そして30代の今でも、変わらず惹かれている自分がいて、人はそんなには変われないものなんだということを痛感します。主人公が北海道の山の奥で羊男と出会い、暗闇の中で鼠と語るシーンは日本文学界における名場面だと思います。
古川誠/編集長
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/11/29
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】
村上春樹さんの「羊をめぐる冒険」は、「1Q84」でも感じた事なんですが、幾つかのシーンが映像として鮮明に頭に残る。しかもずっと先まで残る。これはすごい事だと。この世界観は唯一無二。どうしてこういうのが描けるのか不思議でたまりません。
内村光良/著名人
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/02/01
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】