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[BOOKデータベースより]
医療事故防止のためには、リスク感性を向上させなければならないと、よくいわれます。この感性は自然に育つわけではありません。少なくとも、‘危険’と判断できるための知識が、実際に使える形で身についていることが、リスク感性向上の必須条件です。使える形の‘危険’の知識とは、看護業務や行為の視点から、「してはならないこと」や「するべきこと」を知っているにとどまらず、それが‘なぜか’を理解していることです。本書は、経験も知識もリスク感性も乏しい新卒者が重大事故を起こさないために、実務上の危険にフォーカスを絞って、読者みずからが問題意識をもって理解できることをめざしています。
1 知らねばならない‘危険’の知識(注射;ポンプ;内服;輸血 ほか)
2 看護業務に必要な計算ドリル(ウォーミングアップ;指示薬剤量を液量「ml」に換算して取り出す;注入速度(流量、滴数)計算;酸素ボンベの残量、使用可能時間を計算する)
3 リスクセンストレーニング