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- あいつもともだち
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- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2004年10月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784032321500
[BOOKデータベースより]
ぼく、キツネ。オオカミさんとともだちです。イノシシさんもともだちです。イタチさんもクマさんも、ヤマネさんもともだちです。じゃあ、あいつは?あいつはともだちかな?あいつもともだちなのかな。かんがえてたらこんがらがって、わからなくなっちゃった。だから、あいにいったんだ!そしたらね…。3歳から。
[日販商品データベースより]オオカミさんは友だち。じゃあ、あいつは。あいつは友だちかな。あいつも友だちなのかな。キツネは考える。考えてたらわからなくなっちゃった。だから、会いにいったんだ。そしたら…。
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ひとこと言いそびれてしまったがために、
ずっと気になってしかたがないこと、
言えばよかったのにと後悔することってありますよね。
キツネもヘビに「君も元気でね。」とお別れの挨拶をしたかったのに、
出来なかったことに対して、ずっと気になっていました。
それも、冬の間中。
だから、キツネがオオカミに、行きたいところがあるというと、
すぐに一緒にともだちの家に行けたことが、
どれほど嬉しかったでしょう。
でも、冬眠しているともだちの所に行くなんてねー
普通なら、ちょっと考えられない。
でも、キツネとオオカミは違う。
本当に、ともだちが好きなんだなーと思いました。
それにしても、オオカミとキツネは、本当に仲がいいですねー
「待てと言ったら、待ちやがれー」
「待てぬと言ったら、待てぬぞよー」
ふたりの会話が可笑しくて、何度ふきだしそうになったことか。
春になって、オオカミとキツネは友だちのところへ。
もちろん、ヘビのところにも。
ちょっと引っ込み思案なヘビでも、
「やあ、ともだち」と言われて、嬉しくないはずがないじゃないですか。
私も、思わず涙ぐんで喜びました。
「やあ、ともだち」・・・いい響きです。
私も、どちらかといえば、自分から話しかけるのは苦手です。
でも、相手から話しかてくれると、やっぱり嬉しい。
言うほうは、きっと勇気がいるのでしょうけど。
ふたりの優しさに、思わずしっぽで挨拶。
素敵だなーこんな挨拶の仕方があったなんて。
「ともだちや」シリーズの絵本は、どれをとっても、
読めば読むほど、どんどん好きになっていきます。
内田麟太郎さんの文章(特にこのシリーズ)は、
心の描写が多いので、自分も同じ気持ちになって、
お話の中に入り込みやすいし、雪の降るときの描写も好きです。
それから、オオカミとキツネが歌う歌。
読み聞かせの時は、いつも悩まされますが、
でたらめ歌でいいんですよね?
降矢ななさんの絵は、どのページをとっても、
額に入れて飾って置きたいほど、すてきな絵です。
文章と合っているからでしょうね。
特にヘビが登場する絵は、どれもいいなー
準主役ということもあるのでしょうけど、
ラストシーンのヘビは、生き生きとしてます。
よっぽど嬉しかったのでしょうね。
オオカミとキツネがいる限り、ますますともだちの輪は、
広がっていきそうです。
P.S オオカミさんは、絵がへただったんですねー
あれは、ちょっとひどすぎます!
あ!それとも、天才だったりして!!!(?)(多夢さん 40代・兵庫県 女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】