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- 従軍のポリティクス
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青弓社ライブラリー 34
青弓社
青弓社
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2004年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784787232359
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[BOOKデータベースより]
「われわれ」を守るために「人間」が殺し/殺されていくという矛盾をはらんでいる戦争。過去、前線/銃後の境界を改変しつづけることで成立していた戦時総動員体制のもとで多くの民間人を国家的暴力行為へと駆り立てた“従軍”は、「戦時下」のいまを生きる私たちにどのような内実をもって立ち現れるのか。兵士の後ろから戦場を伝える記者や写真家、前線で「正義」を語る牧師、在日アメリカ軍基地で軍人の夫の帰りを待つ妻、ブラウン管に映る「死体のない戦争」を見る“私たち”…。職業軍人=従軍兵士にとどまらず、すべての人々を直接的・間接的に戦場へと動員する“従軍”の多様な形態を照射して、日常のあらゆるシステム内で作動する暴力の論理に抗するための視座を明らかにする。
第1章 グローバルな世界と“私たち”の従軍
[日販商品データベースより]第2章 従軍のパラドクス―「勝利のための報道」と「真実のための報道」
第3章 戦争、メディア、ナショナリズム
第4章 戦争報道を見るテレビ視聴者の「責任」について
第5章 戦争報道写真―その歴史的変遷と意味
第6章 痛みなき動員へのいざない―戦争とミュージカル映画
第7章 従軍牧師―あるいは越境する聖職者
第8章 従軍と「女性」
第9章 従軍する日本人妻―アメリカ海軍横須賀基地の事例から
第10章 従軍建築史家たちの夢―大東亜建築史序説
第11章 従軍体験を振り返って
戦中期、戦時総動員体制のもとで多くの民間人を国家的暴力へと駆り立てた〈従軍〉は、現代社会にどのようなかたちで息づいているのか。「報道」「女性」「宗教」などを切り口に、人々を直接的・間接的に戦場へと動員する〈従軍〉の論理を解明する。